次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 美容院を営む一家|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 82 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 美容院を営む一家で育ったP氏は、美容専門学校に進学して美容師になった兄・姉とは異なり、高校卒業後、ある大学で企業経営理論を学んだ。大学卒業後、P氏は消費財メーカーでの営業やマーケティング調査部署などにおける数年間の勤務を経て、両親が経営する①フランチャイズ方式による美容院の成長を支援するために基幹スタッフとして入社した。そこで、P氏は将来の美容院チェーン経営者にとって不可欠な②サービスやサービス・マーケティングについて、フランチャイズ方式での事業拡大の構想と関連付けながら学ぶことにした。 文中の下線部①に示す「フランチャイズ方式」に関する記述として、最も適切な ものはどれか。
1
P氏の兄と姉はともに美容師であり、資格取得後、家業の美容院に勤務していたが、法人を設立して独立するにあたってこの美容院とフランチャイズ契約を結び、第一号のフランチャイザー、つまり加盟店となった。
2
P氏は将来的に美容院事業の国際展開も視野に入れているが、国境を越えたフランチャイズ・システムの導入はサービス業においては先例がみられないため、代替的な参入様式を検討している。
3
加盟店から確実に一定額のロイヤルティを徴収するためには、粗利益分配方式を導入することが適切である。
4
フランチャイズ方式とは、一般的に一定の資金の制約のもとでのスピーディーな多店舗化を達成するための手段のひとつである。
解説

ア - × 本部がフランチャイザーであり、加盟店がフランチャイジーとなる。

イ - × コンピにエンスストアなどは国際的に展開しているため、国境を越えたフランチャイズ・システムの導入はサービス業において先例はある。

ウ - × 一定額のロイヤルティを徴収するには、売上高を基準にするため、利益分配方式ではない。

エ - ○ 正解 記述内容の通りである。