近年、米国を中心に、人的資源を企業の競争優位の源泉として|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 73 : 
近年、米国を中心に、人的資源を企業の競争優位の源泉としてとらえるSHRM(戦略的人的資源管理)が注目されている。人材の調達先(外部からの登用-内部での育成)、管理の対象(仕事の結果-仕事のプロセス)という二軸から分類した場合、それぞれに適合的な人的資源戦略が考えられる(下図参照)。人的資源戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
家父長型人的資源戦略では、企業内部の従業員がきちんと結果が出せるように能力開発を行う。
2
協力型人的資源戦略は、コンサルタントや契約社員などの外部の人材に対して、仕事の結果を通じた統制を行う。
3
コミットメント型人的資源戦略では、企業内部の従業員に仕事のプロセスに対して責任を負うことを求めていく。
4
伝統型人的資源戦略では、企業内部の人材を登用し、仕事のプロセスに対する統制がなされる。
解説

ア - × 家父長型人的資源戦略では、仕事のプロセスを対象とするため、結果が出せるように能力開発を行うわけではない。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × コミットメント型人的資源戦略では、仕事の結果を対象とするため、仕事のプロセスに対して責任を負うことを求めていくわけではない。

エ - × 伝統型人的資源戦略では、企業外部から人材を登用するため、企業内部ではない。