特定の資産を費用化することによる財務比率への影響に関する|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 35 : 
特定の資産を費用化することによる財務比率への影響に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。なお、純利益は自己資本よりも小さいものとする。 a 他の条件を一定とすると、自己資本純利益率は不変である。 b 他の条件を一定とすると、総資本純利益率は下落する。 c 他の条件を一定とすると、負債比率は上昇する。 d 他の条件を一定とすると、流動比率は上昇する。
1
aとb
2
aとc
3
bとc
4
bとd
5
cとd
解説

ア - ×

イ - ×

ウ - ○ 正解 aについて、問題文より純利益は自己資本より小さいことから、自己資本の減少額と純利益の減少額が同額であっても、自己資本純利益率は下落する。bについて、純利益の減少割合の方が総資本の減少割合より大きくなるため、総資本純利益率は下落する。cについて、負債額は不変、自己資本は減少することから、負債比率は上昇する。dについて、流動負債額は不変、費用化した資産が流動資産もしくは固定資産の場合においても、流動比率が上昇することがはない。

エ - ×