当社は、当期において売上割戻契約を得意先A社だけと締結し|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 27 : 
当社は、当期において売上割戻契約を得意先A社だけと締結した。以下の資料に基づいて、決算における損益計算書に計上すべき売上高として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 【資料】 当期中の総売上高のうち、850,000 円がA社を対象とする売上高であり、当期中に実行された売上割戻は10,000円であった。また、A社に対する総売上高のうち250,000円が当会計期間の最終月における売上高であり、この売上高に対して2 % の割戻しが翌期に実行されることが見積もられたため、決算において売上割戻引当金が設定された。なお、A社以外の得意先への売上高合計は2,500,000円である。
1
3,335,000 円
2
3,340,000 円
3
3,345,000 円
4
3,350,000 円
解説

ア - ○ 正解 売上割戻とは、商品を一定額以上購入してもらった得意先に対して、販売代金の一部を売掛金から減額することである。所謂、リベートである。問題文より、A社への売上割戻10,000円は売上を直接取り消す必要がある。(仕訳は(借方)売上10,000/(貸方)売掛金10,000)。また売上割戻引当金の繰入額は250,000円×2%=5,000円となるため、仕訳は(借方)売上割戻引当金繰入5,000/(貸方)売上割戻引当金5,000となる。よってA社およびA社以外の売上高合計から、A社への売上割戻、売上割戻引当金繰入を減算すると、850,000円+2,500,000円-10,000円-5,000円=3,335,000円

イ - ×

ウ - ×

エ - ×