次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 製造業、商業・サ|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 183 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 製造業、商業・サービス業(小売業、卸売業、各サービス業の総称)について、財務省「法人企業統計年報」に基づき、企業規模別の財務状況の中長期的な変化(1983年から2011 年までの期間)を見ると、いくつかの特徴を指摘することができる。 製造業では[ A ] 、[ B ] が徐々に自己資本比率を高めている一方で、[ C ] の(下線)自己資本比率は低い水準でとどまっている。このような規模間格差は、商業・サービス業でも製造業に比べると小さいものの同様の傾向にある。 また、[ A ]や[ B ] では固定比率が徐々に低下しているが、[ C ] では高い水準で推移しており、特に製造業での格差は大きくなっている。 文中の下線部について、自己資本比率の改善を図る方策として、最も適切なも のはどれか。
1
企業間信用を拡大すること。
2
私募債を発行すること。
3
短期借入金を長期借入金で借り換えること。
4
利益の内部留保を進めること。
解説

ア - × 企業間信用を拡大しても、自己資本比率の改善にはつながらない。

イ - × 私募債の発行は負債の増加を招く。

ウ - × 短期借入金を長期借入金で借り換えても、負債額は変わらないため、自資本比率の改善にはつながらない。

エ - ○ 正解 記述内容の通りである。