携帯端末の普及に伴い、個人所有の端末を社内に持ち込み仕事|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 175 : 
携帯端末の普及に伴い、個人所有の端末を社内に持ち込み仕事に利用するBYODが注目を集めている。特に、IT投資の削減や情報共有の効率化が図られることなどから、BYODに対する期待は大きい。BYODに関する記述として最も適切なものはどれか。
1
BYOD を導入するとともに、自社サーバの機能をクラウドサービスに移行すれば、BCP対策の一環となる。
2
MDMとは、持ち込まれる端末のデータベース管理システムを統一することを指す。
3
シャドーITとは、会社所有の情報機器と同じハード、ソフトからなる端末に限定して持ち込みを許可することを指す。
4
端末を紛失した場合などに対処するため、遠隔操作でデータを消去するローカルワイプと呼ばれる機能がある。
解説

ア - ○ 正解 BYOD(Bring Your Own Device)とは、企業などで従業員が私物の情報端末などを持ち込んで業務で利用することである。BCP(Business Continuity Plan)とは、企業が自然災害、大火災などの緊急事態に遭遇した場合において、損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧をするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法などをまとめた計画のことであり、自社サーバーをクラウドサービス化することも対策となる。

イ - × MDM(Mobile Device Management)とは、携帯端末管理のことである。

ウ - × シャドーITとは、企業の従業員が、会社の管理下にないIT機器を業務活動に利用する状態のことである。

エ - × ワイプとは、デバイスに記録されているデータを消去することである。