企業経営において情報システム(IS)の有用性は益々高まり|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 169 : 
企業経営において情報システム(IS)の有用性は益々高まりつつある。政府も高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部を設け、様々な政策の検討に入るとともに、「政府CIO ポータル」サイトを設置して、わが国が世界最高水準のIT 利活用社会になることを目指している。 このポータルサイトでは、一般的にCIOは「組織におけるイノベータであり、マーケティングから組織内外の情報流通まで含む知識基盤を支える重要な役割」を担うものとしている。 このポータルサイト内でCIOに必要となる知識体系とされているものに関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
IS 戦略・IT ガバナンスにかかわる知識とは、IT投資管理、組織・人材育成、IT 技術変革潮流、IT リスク管理にかかわる知識である。
2
業務・プロセス改革にかかわる知識とは、ISの個別プロジェクトの目的の達成に求められる計画の立案・実行にかかわる知識である。
3
経営戦略にかかわる知識とは、ISの適切な調達を行うために求められる調達戦略立案、外部委託先管理等にかかわる知識である。
4
情報活用戦略にかかわる知識とは、企業に蓄積された情報や情報技術を活用したビジネスモデルの変革を担うために必要となる知識である。
解説

ア - ○ 正解 記述内容の通りである。

イ - × 業務・プロセス改革に関する知識とは、企業の業務プロセスを分析し、モデリングする手法や業務効率化等の業務改善手法に関する知識である。

ウ - × 経営戦略に関する知識とは、ITを活用したビジネスモデルの変革を担うために、必要となる経営学や社会潮流に関する知識である。

エ - × 情報活用戦略に関する知識とは、企業内外の情報を蓄積、分析し、活用する際に必要なる概念や具体的な手法に関する知識としている。