下図には、ある財市場における生産者の供給曲線と消費者の需|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 16 : 
下図には、ある財市場における生産者の供給曲線と消費者の需要曲線が描かれている。ただし、当該財には税が課されており、課税前の需要曲線と、課税後の需要曲線とが示されている。この図に関する説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
1
課税によって発生する死重損失のうち、消費者の損失分は△BDGで示される。
2
課税によって発生する死重損失のうち、消費者の損失分は△CDEで示される。
3
需要の価格弾力性が相対的に小さいため、租税の影響は消費者への帰着がより大きい。
4
線分BF は、消費者が直面する課税前の購入価格と課税後の購入価格の違いを示している。
解説

ア - × 課税によって発生する死重損失のうち、消費者の損失分は△ACDである。

イ - × 課税によって発生する死重損失のうち、生産者の損失分が△CDEである。

ウ - ○ 正解 需要曲線が垂直線に近いことを需要の価格弾力性が小さいと言い換えることができる。よって課税による死重損失の影響は、消費者への帰着がより大きい。

エ - ×