中小企業診断士
Q 155 :
合同会社の特徴に関する記述として最も適切なものはどれか。
合同会社では、会社法で規定する機関として社員総会と代表社員の設置が必要であり、日常業務は代表社員が担い、重要な意思決定は社員総会の決議による。
合同会社では、定款に記載することによって、出資額が少ない社員に対する損益分配の割合を増やすように定めることができる。
合同会社では、定款で業務執行社員を定めて一部の社員を業務執行から除外することができる。逆に社員ではないが経営能力に優れた人を業務執行社員とすることもできる。
合同会社には資本金の概念がない。このため会社設立にあたって必要な設立登記のための登録免許税を納付する必要がない。
解説
ア - × 合同会社とは、出資者全員が間接有限責任社員によって構成される会社形態であり、意思決定方法や損益分配の配分は自由に決められる。よって、会社法で規定する機関として社員総会と代表社員の設置が必要ではない。
イ - ○ 正解 記述内容の通りである。
ウ - × 合同会社では、業務執行社員は、社員でなければならないし、社員以外を業務執行社員にできない。
エ - × 合同会社には資本金の概念はある。