次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 起業は、産業構造|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 195 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 起業は、産業構造に絶え間のない新陳代謝をもたらして経済成長をけん引するとともに、雇用を創出し、社会の多様性を生み出すという点でも大きな意義を有しているが、①国際的に見てもわが国の起業活動は低調であると言わざるを得ない。 他方で起業家の現状を見ると、男女別・年齢層別で②起業分野や③起業家数、企業規模等に違いがみられ、抱える課題も異なっている。こうした中で起業の促進を図るためには、起業家の特性を十分踏まえて、そのニーズにあわせた適切な政策支援を行うことが喫緊の課題となっている。 文中の下線部③について、総務省「2007年就業構造基本調査」に基づき、年齢層別の起業家数、起業家の個人所得、経営する企業の従業者数を男女別に見た場合、最も適切なものはどれか。ここで起業家とは、過去1 年間に職を変えたまたは新たに職に就いた者のうち、現在は自営業主(内職者を含まない)となっている者をいう。
1
起業家の所得平均で見ると、男性と女性に格差はない。
2
従業者数規模で見ると、男性の起業は女性の起業よりも比較的規模が大きい。
3
年齢層別の起業家数を見ると、女性では20歳代と50 歳代が多くなっている。
4
年齢層別の起業家数を見ると、男女とも60 歳代が最も多い。
5
年齢層別の起業家数を見ると、男性では20歳代と50 歳代が多くなっている。
解説

ア - × 中小企業白書P120、2-2-47図より、起業家の所得平均で見ると、男性と女性に格差はある。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × 中小企業白書P120、2-2-46図より、年齢層別の起業家数を見ると、女性では 30歳代が多い。

エ - × 中小企業白書P120、2-2-46図より、年齢層別の起業家数を見ると、男性は60歳代、女性は 30歳代が最も多い。

オ - × 中小企業白書P120、2-2-46図より、年齢層別の起業家数を見ると、男性では60歳代が最も多い。