資本市場理論におけるベータ値に関する説明として、最も不適|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 49 : 
資本市場理論におけるベータ値に関する説明として、最も不適切なものはどれか。
1
個々の証券の収益率の全変動におけるアンシステマティック・リスクを測定する値である。
2
市場全体の変動に対して個々の証券の収益率がどの程度変動するかの感応度を表す値である。
3
市場ポートフォリオのベータ値は1である。
4
ベータ値は理論上マイナスの値もとりうる。
解説

ア - ○ 正解 β(ベータ)値とは、市場ポートフォリオのリスクに対して、個別証券のリスクの程度を示したものである。個別証券の期待収益率は、リスク・フリー・レート+リスク・プレミアムで求めることができる。個別証券のリスクの一つ、アンシステマティック・リスクと企業固有の事情によって生じるリスクであり、十分な分散投資により除去できるリスクである。

イ - ×記述内容の通りである。

ウ - × 記述内容の通りである。

エ - × 記述内容の通りである。