次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 いま、余暇時間L|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 16 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 いま、余暇時間Lと労働所得Yからのみ効用を得るような個人を考える。余暇時間の増加は、24時間のうち労働する時間が減少することを意味し、賃金率×労働時間で与えられる労働所得が減少するという関係にある。下図では、この個人が直面する予算線はJKであり、無差別曲線U1と接する点Aで最適な余暇時間と労働所得の組み合わせが与えられている。 この状態から、政府が労働所得に比例税率αを課したとき、予算線はHKへ変化し、最適点は、HKと無差別曲線U2 が接する点Bによって与えられる。点線MNは、政府が一括税を課した場合の予算線であり、JKと平行で点B を通るように描かれており、点C で無差別曲線U3と接する。点線WWは、HKと平行で無差別曲線U1 と点Dで接するような補助線である。 政府が労働所得に比例税率αを課すと、最適な余暇時間と所得との組み合わせは、点Aから点B へと移る。所得への課税が余暇時間に与える影響を、「代替効果」と「所得効果」とに分けた記述として、最も適切なものはどれか。ただし余暇は、下級財ではないものとする。
1
「代替効果」は相対的に高くなった余暇時間を増やす点Aから点Dへの変化で表され、「所得効果」は点Dから点B への変化で表される。
2
「代替効果」は相対的に-くなった余暇時間を増やす点Aから点Dへの変化で表され、「所得効果」は点Dから点B への変化で表される。
3
「所得効果」は点Aから点Dへの変化で表され、「代替効果」は相対的に高くなった余暇時間を減らす点Dから点B への変化で表される。
4
「所得効果」は点Aから点Dへの変化で表され、「代替効果」は相対的に-くなった余暇時間を減らす点Dから点B への変化で表される。
解説

ア - ×

イ - ○ 正解  代替効果とは、同じ無差別曲線内での移動し、所得効果とは、異なる無差別曲線への移動する。A⇒Dの代替効果で余暇時間が増え、所得効果により一定で余暇が増えているため、余暇が相対的に安くなっている。

ウ - ×

エ - ×