企業は自社の業界における相対的な地位を踏まえて競争戦略を|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 56 : 
企業は自社の業界における相対的な地位を踏まえて競争戦略を展開することが重要である。そのような競争戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
チャレンジャーは、リーダーの高い技術力が生み出した差別化された製品と同質な製品を販売し、リーダーの差別化効果を無効にすることを狙うべきである。
2
ニッチャーは特定の市場セグメントで独自性を発揮できる戦略を遂行して、強い市場支配力を狙うことが必要である。
3
フォロワーは特定市場でリーダーの製品を模倣しつつ、非価格競争によって収益をあげることが基本戦略になる。
4
ライバル企業に比べて技術力や生産能力に劣るニッチャーの場合、価格競争に重点をおいた販売戦略を幅広い市場で展開することが重要になる。
5
リーダーは周辺の需要を拡大することによって、売り上げの増加や市場シェアの拡大を図ることができるが、その反面で新製品の投入を遅らせてしまうことになる。
解説

ア - × チャレンジャーはリーダーに追いつくことが必要なため、同質化ではなく、差別化を狙う必要がある。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × フォロワーは幅広い市場でリーダーの製品を模倣しつつ、低価格志向によって収益をあげることが基本戦略になる。

エ - × 記述内容はフォロアーの戦略になる。

オ - × リーダーは周辺の需要を拡大することによって、売り上げの増加や市場シェアの拡大を図ることができ、新製品の投入を積極的行う。