IS-LMモデルでは、横軸にGDP、縦軸に利子率をとり、|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 10 : 
IS-LMモデルでは、横軸にGDP、縦軸に利子率をとり、IS曲線とLM曲線を描く。IS曲線とLM曲線の形状とシフトに関する説明として、最も適切なものはどれか。
1
GDPが増えると貨幣の取引需要も大きくなることから、貨幣市場の均衡利子率は低くなり、LM 曲線は右上がりに描かれる。
2
貨幣供給量を増やすと、貨幣市場を均衡させる利子率が低下することから、LM曲線は上方向にシフトする。
3
政府支出を拡大させると、生産物の供給も拡大することから、IS曲線は右方向にシフトする。
4
利子率が高い水準にあると投資水準も高くなると考えられることから、生産物市場の均衡を表すIS曲線は、右下がりに描かれる。
5
流動性のわなが存在する場合、貨幣需要の利子弾力性がゼロになり、LM曲線は水平になる。
解説

ア - × GDP が増えると貨幣の取引需要も大きくなることから、貨幣市場の均衡利子率は高くなり、LM 曲線は右上がりに描かれる。

イ - × 貨幣供給量を増やすと、貨幣市場を均衡させる利子率が低下することから、LM 曲線は右下方向にシフトする。

ウ - ○ 正解 記述内容の通りである。

エ - × 利子率が高い水準にあると投資水準は低くなる。

オ - × 流動性のわなが存在する場合、貨幣需要の利子弾力性が無限大になる。