次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 経済の閉そく感が|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 95 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 経済の閉そく感が強まる中で、経済の新陳代謝や雇用の創出につながる起業を促進する必要性が高まっている。しかしながら、総務省「事業所・企業統計調査」や「経済センサス-基礎調査」によれば、企業単位でも事業所単位でも、わが国では1980 年代後半から開業率が廃業率を下回る状況が続いており、米国や英国と比べても起業活動は低い水準にあるのが現状である。 もっとも、①すべての業種で開業率が廃業率を下回っているわけではない。また、総務省「就業構造基本調査」によれば、2007年時点で起業希望者と起業準備者をあわせて②100万人を上回る潜在的な起業家が存在しており、起業に関心を持つ人たちは多い。起業を促進するためには、こうした潜在的な③起業家の抱えるさまざまな課題を除去していくことが重要であろう。 文中の下線部②について、総務省「就業構造基本調査」に基づき、起業家および起業希望者の性別および年齢別構成(2007 年)を見た場合、最も適切なものはどれか。なお、ここで、起業家とは過去 年間に職を変えたまたは新たに職に就いた者のうち、現在は自営業主(内職者を除く)となっている者をいう。また、起業希望者とは有業者の転職希望者のうち「自分で事業を起こしたい」と回答した者および無業者のうち「自分で事業を起こしたい」と回答した者をいう。
1
起業家を年齢別構成で見ると29 歳以下の割合が全体の約 3割を占める。
2
起業家を年齢別構成で見ると40 歳代より60 歳以上の割合が高い。
3
起業希望者を性別で見ると女性が全体の約 5割を占める。
4
起業希望者を年齢別構成で見ると29歳以下が全体の約 3割を占める。
5
起業希望者を年齢別構成で見ると60 歳以上が全体の約 3割を占める。
解説

ア - × 2011年中小企業白書P185より、29歳以下の割合は14.8%である。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × 2011年中小企業白書P185より、女性は全体の約3割を占める。

エ - × 2011年中小企業白書P185より、29歳以下が全体の約2割を占めている。

オ - × 2011年中小企業白書P185より、60歳以上が全体の約1割を占めている。