次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 ①経営的に苦境に|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 91 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 ①経営的に苦境に立った中小企業が事業の再建に向けて利用できる法的手続きとして、民事再生制度がある。民事再生制度においては、債権者の多数の同意を得て、かつ裁判所の認可を受けた再生計画を定め、②債務者である中小企業と債権者間での権利関係の調整を行いながら、事業の再生を目指すことになる。民事再生法は2000 年に施行されたものであるが、中小企業の民事再生申請件数は累計で7,100件を超えており(2010 年 3月時点)、多くの中小企業で事業再生手続として活用されている。 中小企業の事業再生に向けては、民事再生制度以外にも、中小企業再生支援協議会の設置、③事業再生ADR制度の創設等、さまざまな関連制度の整備が進められている。  文中の下線部①について、中小企業庁「中小企業の企業再生調査(2010 年11月、複数回答)」に基づき、民事再生を申請した中小企業について経営的に苦境に陥った原因を見た場合に、中小企業の回答割合が高いものから低いものへと並べた組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a 金融機関による貸し渋り、貸しはがし b 取引先の倒産・事業縮小 c 本業の経営不振。
1
a 金融機関による貸し渋り、貸しはがしーb 取引先の倒産・事業縮小ーc 本業の経営不振
2
a 金融機関による貸し渋り、貸しはがしーc 本業の経営不振ーb 取引先の倒産・事業縮小
3
b 取引先の倒産・事業縮小ーa 金融機関による貸し渋り、貸しはがしーc 本業の経営不振
4
c 本業の経営不振ーa 金融機関による貸し渋り、貸しはがしーb 取引先の倒産・事業縮小
5
c 本業の経営不振ーb 取引先の倒産・事業縮小ーa 金融機関による貸し渋り、貸しはがし
解説

ア - ×

イ - ×

ウ - ×

エ - ○ 正解 2011年中小企業白書P153~P156より、本業の経営不振54.5%、金融機関による貸し渋り、貸しはがし34.7%、過去の経営判断の誤り32.1%といった割合となっている。

オ - ×