東日本大震災を契機として、従業員の生命と会社の財産を守る|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 62 : 
東日本大震災を契機として、従業員の生命と会社の財産を守るために、中小企業においてもBCP(事業継続計画)の重要性が改めて認識された。中小企業庁「中小企業BCPガイド(2008 年 3月)」におけるBCP策定に当たってのポイントに関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
緊急時には不測の事態が発生するため目標復旧時間の設定は避けること。
2
現場感覚、ボトムアップが重要であることから従業員に策定を任せること。
3
すべての事業の継続、同時復旧を目指して幅広く計画を立案すること。
4
取引先とあらかじめ計画について協議しておくこと。
解説

ア - × 優先して復旧する事業について、目標復旧時間を設定し、災害時でも計画通りに行動できるように計画に盛り込み、日ごろから訓練することが必要である。

イ × 現場感覚、ボトムアップが重要であるが、経営者のトップダウンでの策定が重要である。

ウ - × すべての事業の継続、同時復旧を目指して幅広く計画を立案するのではなく、コア事業を中心に、復旧の優先度を決める必要がある。

エ - ○ 正解 記述内容の通りである。