次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 グローバル競争が|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 14 : 
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 グローバル競争が激化する中で、わが国製造業の競争力の低下が懸念されている。とりわけ近年では、新興国企業に対して圧倒的な優位性を有してきた技術力についても、研究開発投資の停滞、海外への技術流出、新規設備投資の減少に伴う①設備老朽化等を背景に、その優位性が揺らいでいる。 技術の源泉である研究開発は民間企業が中心的な役割を担っている。わが国の企業部門の研究開発費の推移を見ると②対GDP比では高水準にある。しかしながら ③企業部門の研究開発費の実額推移を見ると、中国、韓国が大幅に増加しているのに対して、わが国の研究開発費の伸び率は米国やドイツ等の主要国と比較しても低水準で推移している。経済産業省が行った今後 3年間の研究開発投資の見通しに関する調査(2012 年12 月)等を見ても、全体的に研究開発投資を据え置く企業が多く、引き続き研究開発の量的な停滞が懸念される状況である。 文中の下線部③について、科学技術政策研究所(現科学技術・学術政策研究所)「科学技術指標2012」に基づき、2002年度から2010年度までの期間について、わが国製造業の研究開発費の推移を見た場合、最も適切なものはどれか。
1
製造業全体に占める業種別の研究開発費の割合を直近時点で見た場合、医薬品製造業の割合が最も高い。
2
製造業全体に占める業種別の研究開発費の割合を直近時点で見た場合、輸送用機械製造業の割合が最も高い。
3
製造業全体の研究開発費は2005年度以降減少に転じている。
4
製造業全体の研究開発費は2007年度以降増加に転じている。
5
製造業全体の研究開発費は20兆円前後で推移している。
解説

ア - × 2013年ものづくり白書P61より、輸送用機械製造業の割合が最も高い。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × 2013年ものづくり白書P61より、2005年度以降ではなく、2008年度以降に減少に転じている。

エ - × 2013年ものづくり白書P61より、2007年度をピークに減少に転じている。

オ - ×2013年ものづくり白書P61より、10兆円前後で推移している。