統計的仮説を検定する方法には様々なものがあり、適切に使い|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 50 : 
統計的仮説を検定する方法には様々なものがあり、適切に使い分ける必要がある。以下の文章の空欄A〜Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 母分散が未知の2つの母集団の平均の差を検定したい。2つの母集団からそれぞれ独立に、十分に大きな数の標本を採取できる場合には、標本平均は正規分布に従うと考えて、標本の不偏分散を母分散の代わりに使って[ A ] を適用できる。 少数の標本しか得られない場合には、母分散の信頼できる推定ができないので、[ A ]を使えない。しかし、2つの母集団が共に正規分布をし分散が等しい場合には、[ B ] が利用できる。その場合、2つの母集団の分散が等しいことを検定するには、[ C ] を利用することができる。
1
A:F 検定 B: t 検定 C: z 検定
2
A:F 検定 B: z 検定 C: t 検定
3
A: t 検定 B:F 検定 C: z 検定
4
A: z 検定 B:t 検定 C: F 検定
解説

ア - ×

イ - ×

ウ - ×

エ - ○ 正解 Aは、正規分布を用いた検定なのでz検定である。Bは、2 つの母集団が共に正規分布をし分散が等しい場合であるため、t検定である。Cは、2 つの母集団の分散が等しいことを検定するため、F検定である。