多くの中小企業は今まで多様なシステム化を行ってきたが、そ|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 43 : 
多くの中小企業は今まで多様なシステム化を行ってきたが、そのために多くの課題が浮上してきている。例えば、システム投資が現行システムのメンテナンス中心となり、新たなシステム開発に必要となる業務分析のノウハウを失ったり、リレーショナルデータベースが複数構築されてその整理がなされなかったりすることがある。それらの課題への対処やシステム開発に関する記述として最も適切なものはどれか。
1
現行のシステムがメインフレーム中心のシステムであるならば、クライアントサーバシステムに移行すれば、アプリケーションのメンテナンスは不要になる。
2
多様に構築されたデータベースを有効に利用するには、すべてのデータベースを統合してデータウェアハウスを開発し、旧データベースを廃棄する必要がある。
3
複数のデータベースを一元化することで検索などが容易になり業務処理のスピード向上が期待できるが、それにはデータの重複が問題になる。
4
要求定義とは、現在の業務の流れを抜本的に見直すことである。
解説

ア - × クライアントサーバシステムに移行した場合であっても、アプリケーションの保守メンテナンスは必要である。

イ - × データウェアハウスと通常のデータベースは用途が異なるため、旧データベースを廃棄することは不適切である。

ウ - ○ 正解 記述内容の通りである。

エ - × 要求定義とは、システム開発において、ユーザーがシステムに求める機能を明確にすることである。