コンピュータでデータ処理を行うために様々なアルゴリズムが|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 5 : 
コンピュータでデータ処理を行うために様々なアルゴリズムが提供されている。 各種業務に必要な処理内容に照らして適切なものを選択できるように、それらの特性を把握しておく必要がある。 アルゴリズムの特性や処理手順に関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 次に示す2つの並べ替え手順のうち、データ交換や比較の回数が多く並べ替えの実行時間が大きいのは[ A ] の方法である。 ① 最も小さい(大きい)値を見つけて先頭のデータと交換し、以下残りのデータに対して同様の手順を適用する方法。 ② 先頭から順に隣り合うデータを比較して、順序が逆ならば交換する作業を最終データまで行い、最も小さい(大きい)値を末端に移動させ、以下同様の手順を繰り返す方法。 データ探索において、求めるデータが中央のデータより前にあるか後ろにあるかの判定を、範囲を狭めながら繰り返し行う[ B ] では[ C ] を用意する必要がある。 また、ハッシュ法ではハッシュ値に[ D ] を組み込む必要がある。
1
A:① B:線形探索法C:規則性がないデータD:衝突が生じた際の処理
2
A:① B:二分探索法C:規則性がないデータD:誤差が含まれた際の処理
3
A:② B:線形探索法C:順序よく並べたデータD:誤差が含まれた際の処理
4
A:② B:二分探索法C:順序よく並べたデータD:衝突が生じた際の処理5
解説

ア - ×

イ - ×

ウ - ×

エ - ○ 正解 問題文より、①選択ソート、②バブルソートの記述であることがわかる。選択ソートとバブルソートの主な違いとして、「交換回数」であり、選択ソートのほうが交換回数が少ない。そのため、並べ替えの実行時間が多いのはバブルソートの②となる。データ探索において、求めるデータが中央のデータより前にあるか後ろにあるかの判定を、範囲を狭めながら繰り返し行うのは、二分探索法であり、順序よく並べたデータが必要である。ハッシュ法とは検索対象のデータを一定の規則にしたがってハッシュ値と呼ばれる整数に変換し、ハッシュ値を比較して検索を行う方式であり、衝突時にエラーが起きないように衝突が生じた際の処理を組み込む必要がある。