新たな取引先と商品の売買取引を開始することに関連した下記|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 73 : 
新たな取引先と商品の売買取引を開始することに関連した下記の設問に答えよ。 取引先(買主)と新規に取引を開始するに先立ち、債権の保全・回収のための特約を定めた取引基本契約書を締結することが望まれる。この契約書の特約条項のうち、「期限の利益の喪失」条項を盛り込むことによって期待される効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
取引先が代金を完済するまで納入品の所有権を売主のものとし、いつでも納入品の返還を要求できる。
2
取引先に信用不安や経営危機などの一定の事由が発生した場合に、一方的に取引を終了させることができる。
3
取引先に代金の支払遅延などの一定の事由が発生した場合に、支払期日前でも支払期日の到来していないすべての売掛金について直ちに支払いを請求することができる。
4
取引先の債権回収に不安が生じた場合に、納入品の引き渡し数量を制限したりストップすることができる。
解説

ア - × 記述内容は、「所有権の留保」条項を盛り込むことによって期待される効果である。

イ - × 記述内容は、「契約の解除」条項を盛り込むことによって期待される効果である。

ウ - ○ 正解 記述内容の通りである。

エ - × 記述内容は、「供給義務の停止」条項を盛り込むことによって期待される効果である。