中小企業診断士
Q 56 :
商標権の効力に関する記述として最も適切なものはどれか。
指定商品｢菓子｣についての登録商標｢恋人｣の商標権者は、｢菓子｣と｢パン｣は相互に類似する商品と見なされているとしても、他人に｢パン｣について登録商標｢恋人｣を使用する権利を許諾することはできない。
他人の商品｢おもちゃ｣に係る商標｢スター｣についての商標登録出願前から、商標｢スター｣を周知性を得られないまま善意で商品｢おもちゃ｣について使用していた者は、たとえその商標登録出願が商標登録された後でも商標｢スター｣を商品｢おもちゃ｣について継続的に使用することができる。
他人の著名な漫画の主人公の図柄について商標登録した場合でも、商標権者は、他人の承諾を受けることなく、漫画の主人公の図柄から成る登録商標をいずれの指定商品についても使用することができる。
他人の登録商標と同一であっても、自己の氏名であれば、商標として使用することができる。
解説
ア - ○ 正解 記述内容の通りである。
イ - ×周知性を得られないまま使用していた者には、先使用権は認められない。
ウ - × 商標権者は、他人の著作権に接触するときは、接触する部分について登録商標の使用をすることができない。
エ - × 他人の登録商標と同一であっても、自己の氏名であれば、商標として使用することができない。