中小企業診断士
Q 47 :
以下のあなたと社長の会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして最も適切なものを、下記の解答群から選べ。 社長:「先日アドバイスをもらって銀行に提出した[ A ] の実績がどうなっているか、説明を求められているのだが。」 あなた:「銀行の担当者も内部での説明義務があるのですよ。」 社長:「説明義務?何を説明するのかな。」 あなた:「御社は債務超過が続き、借入金のリスケジュールをしてもらっていますよね。銀行としては、金融庁の金融検査マニュアルに基づいて、御社の債務者区分を破綻懸念先にしているかもしれません。」 社長:「破綻懸念先。冗談じゃない。そうなるとどうなるの?」 あなた:「破綻懸念先に対する貸付金は不良債権として取り扱われます。」 社長:「不良債権!とんでもない。今は少し苦しいけど新しい取引先も増えてきて、来年からは業績も好転するのに。」 あなた:「それを示すのが[ A ] なんです。担当者はそれが合理的で実行可能であれば、その区分を破綻懸念先ではなく[ B ] としてよいからなのです。」 社長:「担当者にはうちの状況は理解してもらっているとは思っているが、進捗についてももう少し話しておいたほうがよいな。」
解説
ア - ×
イ - ○ 正解 金融機関は、債務者の状況を経営改善計画などにより把握し、債務者区分を判断する。また問題文より、破綻懸念先より上の区分は要注意先である。
ウ - ×
エ -