意匠権に関する記述として最も適切なものはどれか。|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 36 : 
意匠権に関する記述として最も適切なものはどれか。
1
Aは組物の意匠として一組の飲食用ナイフ、スプーン及びフォークのセットの意匠登録を受けた。Aの当該意匠権の効力は、ナイフのみの意匠には及ばない。
2
意匠権の効力は、商標権の効力とは異なり、登録意匠に類似する意匠には及ばない。
3
関連意匠の意匠権の存続期間は、関連意匠の意匠権の設定の登録の日から20年をもって終了する。
4
業として登録意匠に係る物品を輸出する行為は、意匠権の侵害とはならない。
解説

ア - ○ 正解 記述内容の通りである。

イ - × 意匠権者は、業として登録意匠およびこれに類似する意匠の実施をする権利を専有する。

ウ - × 関連意匠の意匠権の存続期間は、その本意匠の意匠権の設定の登録の日から20年をもって終了する。

エ - × 意匠権者は、意匠に係る物品を製造し、使用し、譲渡し、貸し渡し、輸出し、もしくは輸入し、またはその譲渡もしくは貸し渡しの申し出ができる権利を有するため、権利を持っていない第三者が、業として登録意匠に係る物品を輸出した場合、その行為は意匠権の侵害になる。