事業承継に関する以下の会話は、中小企業診断士であるあなた|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 28 : 
事業承継に関する以下の会話は、中小企業診断士であるあなたとX株式会社 (以下「X社」という。)の代表取締役であり、かつ、X社の全株式を保有する甲氏との間で行われたものである。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。なお、X社は、取締役会設置会社である。 甲氏:「私ももう70 歳です。そろそろ第一線から退いて、後継者と考えている長男の乙に株式をすべて譲り、私は、取締役相談役といった形で経営にかかわっていきたいと考えています。ただ、長男はまだ40 歳で、経営者としてはまだ少し若いような気がするので、少し不安が残ります。」 あなた:「それでしたら、甲さんが現在保有している株式はすべて乙さんに譲りつつ、新たに甲さんに[ A ] を発行したらいかがでしょうか。そうすれば、甲さんの賛成がなければ、X社の株主総会決議事項又は取締役会決 議事項の全部又は一部を決議できないようにできます。」 甲氏:「なるほど。そのような株式を発行することができるのですね。」 あなた:「ただし、この株式を発行した場合、[ B ] ので、注意してくださいね。」 甲氏:「分かりました。」 会話の中の空欄Aに入る語句として最も適切なものはどれか。
1
拒否権付株式
2
取得条項付株式
3
取得請求権付株式
4
役員選任権付株式
解説

ア - ○ 正解 拒否権付株式とは、株主総会または取締役会において決議された事項を拒否権付種類株主総会により拒否権を行使して承認しないことができる株式のことである。記述内容の通りである。

イ - ×

ウ - ×

エ - ×