不当景品類及び不当表示防止法(以下「景表法」という。)で|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 7 : 
不当景品類及び不当表示防止法(以下「景表法」という。)で定義される表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
イタリアで縫製され、日本でラベルが付された衣料品について、「MADE INITALY」と表示することは、景表法に違反する。
2
景表法上、比較広告を行うことは禁止されている。
3
口頭で行うセールストークは、表示には含まれない。
4
消費者庁長官から、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求められたのに提出しなかった場合には、景表法に違反する表示とみなされる。
解説

ア - × 景品表示法とは、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある行為の制限及び禁止し、一般消費者の利益を保護する法律である。景品表示法では、①優良誤認表示:商品・サービスの品質、規格、その他の内容についての不当表示、②有利誤認表示:商品・サービスの価格、その他の取引条件についての不当表示、③その他の誤認されるおそれのある表示:一般消費者に誤認されるおそれがあるとして内閣総理大臣が指定する不当表示について、禁止している。イタリアで縫製されているため、「MADE IN ITALY」と表示することは違反にならない。

イ - × 比較広告を行うことは禁止されていない。

ウ - × 口頭で行うセールストークなども表示に含まれる。

エ - ○ 正解 合理的な根拠を示す資料を提出しなかった場合は、景表法に違反する。