生産工程の改善施策に関する記述として、最も適切なものはど|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 63 : 
生産工程の改善施策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
「自働化」は、故障を事前に予測する仕組みを機械設備に設けることで、設備稼働率の向上を狙った改善施策である。
2
「生産ラインのU字化」は、生産ラインの形状をU字に変更することで、生産設備の敷設スペースの抑制を狙った改善施策である。
3
「段取作業の外段取り化」は、段取時間の短縮を図ることで、段取作業に従事する作業者数の削減を狙った改善施策である。
4
「平準化」は、前工程から引き取る部品の種類と量を平均化させることで、工程への負荷変動の抑制を狙った改善施策である。
解説

ア - × 自働化は、故障を事前に予測する仕組みではなく、故障を事前に検知して作業者や機械が自ら生産ラインや機械の自動運転を止める仕組みのことである。

イ - × 「生産ラインの U 字化」は、生産ラインの形状を U 字に変更することで、一人の作業者に割り付ける作業の組み合わせを豊富にし、一人の作業者が複数の作業工程をこなせるようにして、時間短縮などを図る。

ウ - × 段取作業の外段取り化」は、段取作業に伴うラインの停止時間を短縮することが目的である。

エ - ○ 正解 記述内容の通りである。