モチベーション理論の多くは、満足や不満足を知覚する内容や|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 16 : 
モチベーション理論の多くは、満足や不満足を知覚する内容やそのプロセスを個人の特性としてとらえようとしてきた。これに対して、モチベーションに影響する要因には、職務として与えられた仕事それ自体の特性があることが知られている。仕事を構成する中核的職務特性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
与えられた仕事ではなく、自ら仕事を選ぶことに関する「自律性」。
2
仕事の結果について、品質をチェックする専門部局から与えられる正確な情報に基づいた「フィードバック特性」。
3
既に有するスキルや才能を利用して、どれほど多様な業務がこなせるかに関する「技能多様性」。
4
他者に対してではなく、自分自身にとってその仕事が重要であることを示す「タスク重要性」。
5
自らがかかわる仕事が自己完結していて、全体像がつかめる「タスク完結性」。
解説

ア - × 「自律性」とは、仕事の進め方などにおいて、どの程度裁量を与えられるかによって、内発的に動機づけられるとするものである。

イ - × 「フィードバック特性」とは、仕事の結果について、業務の有効性などの情報(手ごたえなど)が、どの程度提供されるかによって、内発的に動機づけられるとするものである。

ウ - × 「技術多様性」とは、多様なスキルや能力を活用することが求められる職務につくことによって、内発的に動機づけられるとするものである。

エ - × 「タスク重要性」とは、世の中に影響を与える仕事だと認められている際に自身が「重要な仕事をしている」と思え、内発的に動機づけられるとするものである。

オ - ○ 正解 記述内容の通りである。