シナジー効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 5 : 
シナジー効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
動的なシナジーよりも静的なシナジーをつくり出せるような事業の組み合わせの方が望ましい。
2
範囲の経済の効果とは別個に発生し、複数事業の組み合わせによる費用の低下を生じさせる。
3
複数事業の組み合わせによる情報的資源の同時多重利用によって発生する効果を指す。
4
複数の製品分野での事業が互いに足りない部分を補い合うことで、企業全体として売上の季節変動などを平準化できる。
解説

ア - × シナジー効果とは、複数事業間に相互作用がある場合、各事業単体で実行するよりも、全体として大きな相乗効果が得られる事である。静的シナジーとは、時間に依存しない一時点で生じるシナジーのことであり、動的シナジーとは、技術革新など時間をかけてもたらされるシナジーのことである。長期視点で考えると、動的シナジーの方が重要である。

イ - × 範囲の経済とシナジー効果は密接に関係しているため、範囲の経済が別個に発生することはない。

ウ - ○ 正解 記述内容の通りである。

エ - × 記述内容はコンプリメント効果の説明である。