アライアンスやアウトソーシングに関する次の文章を読んで、|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 90 : 
アライアンスやアウトソーシングに関する次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 企業を取り巻く環境は、グローバル化や先端技術の開発の進展などに伴って、かつてない要因をはらみながら激しく変化している。このような環境の変化に対応すべく、企業は他の企業や関係機関と連携を模索することが多くなり、戦略的にアライアンスを組む事例も報道されるようになっている。しかし、アライアンスが意図した成果を実現するには、相手をどう選ぶかにも増して、アライアンスのマネジメントが重要であることを見落としてはならない。 他方、市場を通じて業務の外部化を図るというアウトソーシングも頻繁に実施されるようになった。何をアウトソーシングするかの検討は慎重でなければならないが、委託者と受託者の関係についても注意しておくべきであることは指摘するまでもない。 文中の下線部②のアウトソーシングを戦略的に展開する際に注意すべき点に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
1
アウトソーシングの受託者が多くなるにつれて、利害関係や連携方式が複雑になるので、アウトソーシングの調整を担当する部署を設けて機敏な対応を確保するべきである。
2
アウトソーシングの主たる目的である相乗効果や新規事業の創造に結びつくには、実務レベルでの密な意見交換や共同事業を推進するべきである。
3
自社能力の強化に振り向ける資金とアウトソーシングに伴う費用の負担と便益を比較することで、アウトソーシングに踏み切るかどうかの判断をするべきである。
4
受託者の能力不足や非協力的な態度が判明した場合、アウトソーシングの解消や違約による損害賠償を視野に入れてアライアンスの解消を検討するべきである。
5
独自な能力をもつ受託者からは、共同事業を通じてその能力を学ぶ姿勢をもつように連携関係を強化するべきである。
解説

ア - × 記述内容の通りである。

イ - ○ 正解 アウトソーシングの主な目的は、コスト削減、品質向上などである。

ウ - × 記述内容の通りである。

エ - × 記述内容の通りである。

オ - × 記述内容の通りである。