製品の設計が、部品間のインターフェースが単純なモジュラー|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 50 : 
製品の設計が、部品間のインターフェースが単純なモジュラー的な場合と、複雑で調整が必要な擦り合わせ的な場合とで、製品開発や技術開発の進め方が異なる。 モジュラー的な製品開発や技術開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。
1
モジュール部品を多様に組み合わせて得られる製品は、低価格・高機能を容易に実現でき、差別化による高い収益性を発揮できる。
2
モジュラー化の進展によって、自社固有の技術開発余地が狭まり、標準部品を使った製品間の競争が激化し、価格競争が激しくなる
3
モジュラー的な製品開発では、多様な部品を幅広く組み合わせるので、技術開発と製品開発が緊密に連携することが不可欠になる。
4
モジュラー的な製品では、モジュール部品を広く外部から調達することが可能になるので、これまでの社内のモジュール部品の生産設備は埋没原価になる。
5
モジュラー的な製品は、技術を持たない企業の参入可能性を高めるが、先発企業はシステム統合技術で先行するので、市場シェアには大きな影響を与えない。
解説

ア - × モジュール部品とは、複数の部品の機能をまとめた部品である。モジュール部品は標準的な仕様になることから、差別化は図れない。

イ - ○ 正解 記述内容の通りである。

ウ - × 技術開発と製品開発が緊密に連携することは必要ではない。

エ - × 社内のモジュール部品の生産設備は埋没原価にならない。

オ - × 技術を持たない企業の参入可能性を高めるため、市場シェアには大きな影響を与える。