代替案の選択によって金額に差異が生じないコストであり、将|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 43 : 
代替案の選択によって金額に差異が生じないコストであり、将来の意思決定に無関連な原価を表すものとして、最も適切なものはどれか。
1
機会原価
2
限界原価
3
裁量可能原価
4
埋没原価
解説

ア - × 「機会原価」とは、一方の投資案を選択することで失う、他方を選択すれば得られた利益のことをいい、代替案の選択によって金額に差異が生じるコストである。

イ - × 「限界原価」とは、生産量を1単位増加させたときに増加する原価のことをいい、将来の意思決定に関連する原価ある。

ウ - × 「裁量可能原価」とは、投資案の意思決定者の裁量で金額を変更できる原価のため、将来の意思決定に関する原価である。

エ - ○ 正解 「埋没原価(サンク・コスト)」とは、ある意思決定において複数案が考えられる場合、いずれの案を選択しても同様に発生する原価をいう。よって、将来の意思決定により金額の変化しない原価である。