下図は、次の4つの指標の四半期ごとの推移を、a〜dに表し|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 2 : 
下図は、次の4つの指標の四半期ごとの推移を、a〜dに表したものである。 ・大企業の生産・営業用設備判断DI ・中小企業の生産・営業用設備判断DI ・金融機関の大企業に対する貸出態度判断DI ・金融機関の中小企業に対する貸出態度判断DI 「生産・営業用設備判断DI」については「過剰」と回答した割合から「不足」と回答した割合を引いたもの、「金融機関の貸出態度判断DI」については「緩い」と回答した割合から「厳しい」と回答した割合を引いたものとなっている。 これらのうち、「中小企業の生産・営業用設備判断DI」(以下、「設備」という。)と、「金融機関の中小企業に対する貸出態度判断DI」(以下、「貸出態度」という。)を表すものとして、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
1
設備がbで、貸出態度がa
2
設備がdで、貸出態度がa
3
設備がdで、貸出態度がb
4
設備がdで、貸出態度がc
解説

ア - × DI(ディフュージョン・インデックス)とは構成する指標のうち、 改善している指標の割合を算出することで景気への波及の度合いを測定する。そのため、設備に関するDIと貸出態度に関するDIは同様の動きはしない。

イ - × リーマンショックが起き、景気の不況となった2008年から2009年を確認すると、a,bが貸出態度に関するDI、c,dが設備に関するDIと判断できる。グラフの推移から、aは大企業に対する貸出態度に関するDIと読み取れる。

ウ - ○ 正解 cよりdの設備に関するDIの方が低く推移しているため、中小企業に対する設備に関するDIと読み取れる。一方、bは中小企業に対する貸出態度に関するDIと読み取れる。

エ - ×