次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2|保育士問題集

保育士

Q 42 : 
次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)についての記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1
里親、ファミリーホーム委託児童及び乳児院、児童養護施設入所児童の総数は、約40,000人であった。
2
児童養護施設入所児童のうち、約3割が「障害等あり」であった。
3
被虐待経験の有無について「虐待経験あり」は、里親委託児で約3割、児童養護施設児で約6割であった。
4
委託(入所)経路としては、里親、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、乳児院、ファミリーホーム、自立援助ホームのすべてにおいて「家庭から」の割合が最も多い。
5
里親の年齢は、里父、里母共に50歳未満が半数以上を占める。
解説

1 - ◯ 設問の調査によると(平成25年2月1日現在)、委託・入所児童数は、里親委託児童が4534人、児童養護施設入所児童が29979人、乳児院入所児童が3147人、ファミリーホーム委託児童が829人であり、総数は約40000人であった。

2 - ◯ 同調査によると、児童養護施設入所児童のうち、28.5%が「障害等あり」という結果がでており、前回の調査(2008年)の23.4%と比べて増加している。

3 - ◯ 同調査によると、被虐待経験の有無について「被虐待経験あり」は、里親委託児で31.1%、児童養護施設児で、59.5%である。虐待の種類は、里親委託児、児童養護施設児ともにネグレクトが最も多くなっている。

4 - ◯ 同調査によると、委託(入所)経路は「家庭から」が最も多くなっている。

5 - × 50歳以上が半数を占めている。同調査によると、里親の年齢は「50歳代」が里父・里母合わせて31.9%、「60歳以上」が里父、里母合わせて29.6%となっている。