次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳|保育士問題集

保育士

Q 100 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳の女児。発達の状況としては、首が座ったのが生後6か月、ハイハイが1歳0か月、つかまり立ちが1歳4か月、歩行開始が1歳8か月、始語が2歳0か月、二語文の表出が3歳6か月であった。保育所では動きが緩慢で、保育士が子どもたち全体へ声をかけるだけでは活動しない。他の子どもが遊んでいると一緒に遊ぼうとするが、他児のオモチャを取り上げてしまうため、他児をよく怒らせてしまい、トラブルになる。「それは棚の上に置いてね」などの口頭指示は、まだ理解できていない様子である。【設問】この子どもの精神医学的問題について、保育士として検討しておくべきこととして適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 地域の保健センターとの情報共有 B 医療機関への受診 C 保護者との面接 D 職員間での情報共有
1
A:○ B:○ C:○ D:○
2
A:○ B:○ C:× D:×
3
A:○ B:× C:○ D:×
4
A:× B:○ C:○ D:×
5
A:× B:× C:× D:○
解説

事例の子どもは、首座り(標準は3〜4ヶ月のところ6ヶ月)、ハイハイ(標準7〜10ヶ月のところを1歳)、つかまり立ち(標準は8〜11ヶ月のところ1歳4ヶ月)、歩行開始(標準は1歳〜1歳3ヶ月のところを1歳8ヶ月)が遅いことから、運動発達の遅れが気になる。また、始語(標準は1歳頃のところを2歳)、二語文の表出(標準は2歳頃のところを3歳6ヶ月)が遅いことから、言語の発達の遅れも考えられる。設問の保育所での様子からも、社会性の発達の遅れも考えられ、保育士として検討しておくべきこととしてすべての選択肢が当てはまる。