保育士
Q 125 :
次の文は、母乳栄養の留意点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合がある。B特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられる。C妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与える。D母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性がある。
解説
A - ◯ 母乳の摂取不足により、黄疸が出生後早期からみられる場合と、母乳の成分により、肝臓でビリルビン代謝が低下するなどして、蔓延性の黄疸が起こる場合がある。
B - ◯ 現在は、予防のため、生後まもなく・生後7日頃・生後一ヶ月頃の合計3回、乳児にビタミンKを経口投与している。
C - ◯
D - ◯ HIV及び成人T細胞白血病ウイルスは母乳を介して赤ちゃんに感染する可能性があるとされている。