保育士
Q 138 :
次の文は、子どもの疾病や症状と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A乳糖不耐症は、先天性代謝異常症のひとつであり、生後早期にマススクリーニングにより発見し、適切なミルクを与えるなど治療を行えば、心身ともに正常に発育できる。B同量の母乳と育児用ミルク(調製粉乳を13%で調乳したミルク)を比較すると、ビタミンKの含有量は、母乳のほうが豊富である。したがって、母乳育児は乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防に役立つ。C食物繊維は、腸の蠕動運動を促進する作用があるので、幼児の便秘の際には、食物繊維を食事に取り入れるとよい。D口内炎では、舌ざわりがよく滑らかな食品、飲み込みやすい食品を与える。味つけは薄味とし、塩味や酸味の強い食品を避ける。
解説
A - × 乳糖不耐症はマススクリーニングの対象ではない。乳糖を分解する酵素がないため、普通のミルクでは下痢などを起こしやすい状態のことをいう。
B - × 母乳にはビタミンKが少なく、育児用ミルクにはビタミンKが添付されている。
C - ◯ 適切な記述である。
D - ◯ 適切な記述である。刺激物は避け、栄養バランスのとれた食事をとるようにする。