保育士
Q 125 :
次の文は、乳汁栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母乳中の感染抑制物質のうち、免疫グロブリンの大部分を占める免疫グロブリンG(IgG)は、初乳に特に多く含まれ、新生児の感染予防に大きな役割を果たしている。B母乳中のオリゴ糖は、ウェルシュ菌の増殖を促進する。ウェルシュ菌の作用によって腸内が酸性に傾き、腸内の病原菌の繁殖が抑えられる。C「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」(WHO/FAO共同作成)に沿い、調乳のポイントとして、「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70°C以上を保つこと。(12ケ月以下の乳児を対象)」があげられる。D育児用ミルクには、脂肪酸の一種であるタウリンが添加されている。
解説
A - × 初乳に多く含まれるのは「免疫グロブリンA(IgA)」である。
B - × オリゴ糖が増殖を促進するのは、善玉菌のビフィズス菌です。ウェルシュ菌は、悪玉菌の代表格である。
C - ◯ 適切な記述である。
D - × タウリンは脂肪酸ではなく、含硫アミノ酸の一種である。