保育士
Q 117 :
次の文は、若年性特発性関節炎(従来の若年性関節リウマチ)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
子ども10万人に10人前後みられる慢性疾患で、主な症状は関節の腫れや痛み(関節炎)である。
治療は病型によって異なるが、全身型では、異常な免疫状態を改善するための薬を使う。
最近は、皮下注射や点滴で投与する生物学的製剤が難治例で使われるようになり、多関節型では関節破壊を防ぎやすくなった。
周囲の人は、どの関節に炎症があるかを把握して、その関節に負担をかけないように注意する。
大人の関節リウマチと異なり、子どもでは慢性に経過するがそのほとんどが完治する。
解説
1 - ◯ 若年性突発性関節炎は16歳以下で発症するリウマチで、10万人に10人程度が発症している。
2 - ◯ 病型は、「全身型」「多関節型」「少関節型」に分けられる。
3 - ◯ 医療の発展により、予後の改善がみられるようになってきている。
4 - ◯ 関節を守ることが必要なので、無理をさせることは避けたほうがよい。
5 - × 病状が落ち着いた状態になるのは、全体の60%程度とされている。