次の文は、子どもの認知的発達についての記述である。(A)|保育士問題集

保育士

Q 84 : 
次の文は、子どもの認知的発達についての記述である。(A)〜(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。・子どもが、雷が鳴っているのを「空が怒っている」と表現したりすることを(A)とよび、これをピアジェ(Piaget,J.)は自他が未分化なためであるとした。・目の前にない物を、別の物で表現することは(B)とよばれ、想像力やことばの発達の基礎をなすと考えられる。・ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)によると、活動に熱中している時に発する子どもの「ひとりごと」は、思考のための言葉、つまり(C)への移行途中のものである。・乳児が自分のおもちゃなどの、見えなくなった物を探したりするようになる背景の一つには、(D)の理解がある。
1
A:ア B:カ C:ウ D:エ
2
A:ア B:ク C:キ D:オ
3
A:イ B:カ C:ウ D:エ
4
A:イ B:カ C:キ D:オ
5
A:イ B:ク C:キ D:エ
解説

A - イ アニミズムは、「すべての物に生命がある」という考えのことである。

B - カ 象徴機能は想像力や言葉の発達の基礎になるもので、生後1歳半頃にみられるようになる。

C - ウ 内言は、ヴィゴツキーによる言葉の区分の1つである。ヴィゴツキーは言語の発達について「外言」と「内言」を区分して考えた。思考力が未熟なうちは、ひとりごとなどで言葉を発しながら(外言)、だんだんと心の中で思考をまとめることができるようになる(内言)と考えた。

D - エ 物の永続性は、ピアジェによる「たとえ見えていなくても、その物は存在している」という概念のこと。生後8か月くらいで獲得するといわれている。