次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】3歳|保育士問題集

保育士

Q 76 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】3歳の男児と生後8か月の女児を連れて、突然、母親のJさんが児童相談所を訪れた。子育てについて悩んでいる様子であったので、早速、相談員のKは、面接室に招き入れた。【設問】次の文は、児童相談所の相談員としての対応に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
1
突然訪れたので、事前に相談予約をするように助言し、帰ってもらった。
2
子育てについて悩んでいる様子を受け入れて、母親のJさんの訴えに耳を傾けた。
3
子育ての問題は、保育所等でも対応しているので、母親のJさんの訴えも聞かず、近くの保育所を紹介した。
4
相談中、女児が泣き出したので、相談員のKは相談に集中できないと判断した結果、これ以上相談ができない旨を母親のJさんに告げた。さらに、次回は女児を連れてこないように注意した。
5
相談をし始めると、母親のJさんが急に泣き出したので、あわてた相談員のKは泣き出した理由を聞き出そうと質問をくり返した。
解説

1 - ×悩んでいる様子なのに、話を聞かずに帰してしまうという対応は不適切である。

2 - ◯ まずJさん親子の話をよく聞くことが重要である。これを受理面接(インテーク)という。

3 - × まず、Jさんの話を聞く必要がある。

4 - × 児童相談所運営指針によると、相談中は、子どもや保護者の気持ちを和らげ、受容的かつ慎重に対応するべきとある。やみくもに注意し、女児を連れてこないように指示するのは不適切である。

5 - × あわてて質問をするのは不適切である。まずはJさんが泣きだした状態を受容することが大切。