次の文は、社会福祉従事者の義務や権利に関する記述である。|保育士問題集

保育士

Q 71 : 
次の文は、社会福祉従事者の義務や権利に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1
保育士の守秘義務は、その資格を失っても適用される。
2
保育士が、児童への虐待を発見した場合は、その保護者の同意を得なければ通報できない。
3
民間の児童家庭支援センターの職員には「児童福祉法」による守秘義務はない。
4
親権を行う者のいない入所児童については、入所している児童福祉施設の職員が未成年後見人となる。
5
児童相談所の児童福祉司は、保護者による児童虐待を認めたときは保護者の親権を停止することができる。
解説

1 - ◯ 児童福祉法第18条には、「保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保育士でなくなった後においても、同様」と規定されている。

2 - × 虐待の通報にあたって、保護者の同意は必要ない。

3 - × 児童福祉法第44条にて、児童家庭支援センターの職員についても守秘義務が課せられている。

4 - × 児童福祉法第47条によると、親権を行う者のいない入所児童については、入所している児童福祉施設の職員ではなく、長が、親権を行う者または未成年後見人があるに至るまでの間、親権を行うことになっている。

5 - × 児童福祉司が保護者の親権を停止することはできない。親権の停止は、家庭裁判所で審判される。