保育士
Q 61 :
次の文は、社会福祉と平等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会福祉の公平性は、「日本国憲法」第14条に定める「法の下における平等」という理念に基づいており、市民としての基本的な権利を前提としている。B生活保護の保護請求権は、性別、社会的身分、生活困窮に至った原因などとは関係なく無差別平等に与えられている。C「障害者差別禁止法」は、1995(平成7)年に策定された「障害者プラン〜ノーマライゼーション7か年戦略〜」に基づいて1998(平成10)年に成立した。D1979(昭和54)年に「女子差別撤廃条約」が国際連合で採択されたが、2012(平成24)年現在日本はまだ批准していない。
解説
A - ◯ 日本国憲法第14条には「すべて国民は、法の下に平等であつて、人権、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあります。社会福祉の公平性は、この日本国憲法第14条に基づいている。
B - ◯ 適切な記述である。生活保護法第2条に、保護請求権無差別平等が規定されている。
C - × 障害者差別禁止法は成立していない。「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が2013年6月に成立し、2016年4月より施行される。
D - × 女子差別撤廃条約については、1985年に日本も批准している。