保育士
Q 24 :
次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。敏感期というのは、発育のうちにすなわち生き物の幼児期にあらわれる特別敏感な状態のことであります。それは一時的のもので、その生物に一定の能力を獲得させるのに役だつだけです。それが済めば、その敏感な状態は消えます。それでどの特性も、一つの衝動に基づく限られた短期間に発達します。成長とは受け継いだ生まれついた無計画な発育のことではなく、周期的にあらわれる本能によって細心に指導される内面的な努力の結果であります。そういう本能が、発育のある段階に、その生き物に精力の消費を強制します。その精力の使い方は、おとなになった人のものとははっきり区別されます。
解説
問題の文章は、モンテッソーリの著書「幼児の秘密」からの抜粋である。モンテッソーリは子どもは成長する過程で、特定の時期に、特別な興味を持って能力を獲得することを重要視しており、その時期を「敏感期」と呼んで重要視した。