次の文は、ある相談援助に関する【事例】である。また、図1|保育士問題集

保育士

Q 32 : 
次の文は、ある相談援助に関する【事例】である。また、図1は、【事例】の内容を以下の【表示例】を用いて表した「ジェノグラム」である。これらに基づき、【設問】に答えなさい。【事例】母親S(26歳)は、A子8歳、B子3歳、C男3歳、D男1歳の4人の子どもと一緒に暮らしている。母親Sは、A子の父親と6年前に離婚したのちに、B子・C男・D男の父親と再婚したが、この男性とも別居のうえ半年前に離婚した。母親Sは、精神科疾患により通院加療中で、就労はしておらず、生活保護を受給している。A子は小学校2年生。B子・C男・D男は、保育所に入所している。母親Sは保育所の園長と、B子とC男の担当保育士を信頼しており、子どもたちの養育や生活する上での困り事について、定期的に保育所を訪ねて相談している。【設問】次の文は、この【事例】における保育所の支援についての記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
1
園長や担当保育士が、Sの訴えを傾聴することによって、養育状況の安定につながっている可能性がある。今後も継続してSの相談にのっていくことが望ましい。
2
子どもたちの養育に深く影響することなので、Sの病状については関心を払う必要があり、面接時の母親の状況を観察する。
3
子どもたち、特にB子とC男の養育と1歳のD男の養育を同時に行うことは、Sにとって大きな負担である。これを考慮すれば、手が行き届かずに、結果としてネグレクト状態に陥る可能性がある。このことから子どもたちの状態を注視し、支援していくことが必要である。
4
Sからの相談のなかでは、A子のこともしばしば話題に出る。園長も担当保育士も、A子は保育所在籍児童ではないが、子どもたち全員の生活や子どもたち相互の関係に影響することなので、よく話を聞き、必要に応じて助言している。
5
A子が現在不登校状態にあり、Sのネグレクトが疑われることから、A子について、市から要保護児童対策地域協議会への出席要請があった。保育所では、A子が保育所の在籍児童ではないことから出席を断った。
解説

準備中