次の文は、日本の人口動態統計やその解釈に関する記述である|保育士問題集

保育士

Q 56 : 
次の文は、日本の人口動態統計やその解釈に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1
出生数は平成23年が約105万人であり、昭和48年の約209万人以降、減少傾向がみられる。
2
合計特殊出生率は平成23年が1.39であり、平成17年の1.26以降、やや増加傾向がみられる。
3
低出生体重児の出生割合は、昭和55年が5.2%、平成17年が9.5%と増加傾向がみられたが、その後、平成23年は9.6%であり、ほぼ横ばいとなっている。
4
乳児の乳幼児突然死症候群での死亡率は、出生10万対、平成12年の26.6から、平成23年は12.6と減少した。
5
乳児の不慮の事故での死亡率は、出生10万対、平成12年の18.2から、平成23年の10.5まで一貫して減少している。
解説

1 - ◯ 昭和48年はちょうど第二次ベビーブームの時代であり、その後の出生数は減少の一途をたどっている。

2 - ◯ 合計特殊出生率とは、1人の女性が一生の間に産む子供の人数の目安となる数字で、平成17年(2005年)に過去最低を記録した。

3 - ◯ 低出生体重児とは出生時の体重が2500g未満の新生児のことである。医学の進歩のより、低体重で産まれても助かる子どもが増えている。

4 - ◯ 乳幼児突然死症候群は、SIDSとも呼ばれる。原因の一つだといわれている「うつぶせ寝」に対する注意喚起が行われたことなどにより、近年は減少傾向である。

5 - × 平成23年(2011年)の乳児の不慮の事故での死亡率は18.7%であり、事故は減少していない。