次の文は、乳幼児の虐待についての記述である。適切な記述を|保育士問題集

保育士

Q 14 : 
次の文は、乳幼児の虐待についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第10次報告)」(厚生労働省)によると、平成24年度に把握した心中以外の虐待死事例では、3歳未満が6割を超える。B「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、虐待の一つである。Cいわゆる揺さぶられ症候群は、虐待により生じない。D愛着に関わる問題は、被虐待乳幼児に起こり得る精神的問題の一つである。E被虐待体験は、乳幼児にとって心的外傷になり得る。
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A:○ B:○ C:○ D:○ E:×
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A:○ B:○ C:× D:○ E:○
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A:○ B:× C:× D:× E:○
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A:× B:○ C:× D:○ E:×
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A:× B:× C:○ D:○ E:○
解説

A - ○ 2012(平成24)年度に把握した心中以外の虐待死事例では、0歳が22人と最も多く、次いで1歳が7人、2歳が3人であり、3歳未満の割合は、6割を超えている。

B - ◯ 「代理人によるミュンヒハウゼン症候群」は、1977年に「母親による子どもの病気の偽装」として,イギリスの小児科医メードゥによって提唱された虐待である。母親や近親者が子どもを病気に仕立てあげて、周囲の関心や同情を引くもの。

C - × 揺さぶられ症候群は、児童虐待にあたる。新生児や乳児の体に強い振動や長時間の振動を与えたことで、脳内で出血などの障害が引き起こされることをいう。主に新生児~生後6ヶ月に起こる。

D - ◯ 被虐待乳幼児の特徴として、乳児期の愛着行動の欠如があり、その後の心理的発達に影響を及ぼす。

E - ◯ 被虐待経験は、心的外傷になり、その後の心理的発達に影響を及ぼす。