次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳|保育士問題集

保育士

Q 13 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳男児。とても人懐っこく、保育所には仲の良い友達がおり、よくヒーローごっこをするなどして遊んでいる。母親との関係は良好であり、言いつけはよく守り、大人の指示をよく聞く。初めて意味のある言葉を話したのは3歳の時で、5歳の現在も二語文程度の発語である。【設問】この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。
1
注意欠陥/多動性障害
2
母性剥奪
3
学習障害
4
会話と言語の特異的発達障害
5
広汎性発達障害
解説

1 - × 特に不注意・多動を疑わせる記述がないため考えられない。

2 - × 母親との関係は良好であり、母性剥奪は不適切である。

3 - × 読み書きなどの学習障害を疑わせる記述はなく考えられない。

4 - ◯ 通常は、1歳半までにいくつかの言語を理解しない・話さない、また3歳までに二語文を話さないときは、言語発達遅延と考える。会話と言語の特異的発達障害は、口腔や口唇などの解剖学的な構造に異常がないのに、その子どもの知的な発達水準にはみられない幼い発音の仕方や、発音の誤りがみられる状態をいう。

5 - × 友達と仲良くしているとの記述があり、コミュニケーション能力の発達遅延は認められないため、広汎性発達障害とは考えにくい。