保育士
Q 73 :
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】3歳の男児。1歳過ぎまでの発達は順調で、いくつか言葉も話していた。1歳半頃から急に話さなくなり、親が話しかけても反応せず、換気扇など回転しているものをじっと眺め続けることが多くなった。その後、3歳になった現在も発語はなく、人への関心を示すことがない状態が続いている。【設問】この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。
解説
事例は自閉症の特徴である。よって4が正答である。
選択性緘黙とは特定の場面、条件下において発語せずに黙ってしまう問題。
ヒステリーにおいても黙ってしまうことがあるが、人への関心や発語がないわけではないので不正解。
社交不安障害とは人前や視線が怖いと感じてしまう障害であり、幼児より成人に多く発症する。
レット症候群とは主に女児に発症し、重度の知的障害や筋緊張低下などの症状である。